その3


・ヒステリー持ち
とにかくこれが癌である。
これさえなければ、俺の母親に対する印象ももう少し良かったかもしれない。

最近では病気のせいで元気がなく、幸か不幸かヒステリーは起こさなくなったが
俺が小学生の頃は本当にこれが嫌だった。

小学5年生のころ
あいつが病気で倒れてしばらくした後、
起こられて原因は覚えていないが

夜の9時に寝室に行った俺のあとにワザワザ付いていき、
親父が寝に来る11時30分くらいまで永遠と悪口と嫌味と暴力を振るわれていた事。

これだけは本当に覚えている。多分一生忘れることは無いだろう。
他にもある。

宿題やってなかったことに対して、持っていたノートをびりびりに破いた事。
食いきれないほどの量の夕食を出してきて、残したら当てつけのようにゴミ箱に捨てたこと。
何を話しかけても嫌味で返されたり、無視されたりしたこと。
しまいには部屋中暴れまわって、ゴミ箱壊したり夜中に叫んだりして、親父じゃ手に負えなくなって
母方の両親や兄弟も呼んで何とか落ち着いた事。

正直小5の時のヒステリーは堪えた。

この件については、未だに謝ってもらってはいないし
何ならもう忘れているかもしれない。

正直病気で元気になれば、このヒステリーが復活する可能性があるので、
心のどこかで病気治らなきゃいいのにと思っている自分もいる。