あくる日のこと

有給を取得する俺に対して
我が母は「せっかくだしディズニーでも行こうか」という話をされた。

どうせゲーセンで無益な時間を過ごすのだし、せっかくだから行ってみようかと
ひと月前は思ったのだが、

ディズニー出発を今週に控え、なぜか行く気がしなくった。

別にディズニーが嫌いというわけでもないし、金がもったいないとか時間がかかるとかそういうのではないのだが
なぜか乗り気がしないのだ。

という事で自分なりになぜ行きたくないのか考えてみた。

・そもそも興味が無い
最後にディズニーに興味を持ったのは何時頃だっただろうか
たしかアナ雪がテレビですごくはやっていて、
はぁ世間はアナ雪が人気なんだろうなあと思ったのが最後だろうか。

上記の事柄を興味と呼べるかはいざ知らず
ディズニーに対しての情報が全く入ってこないから
そもそも興味を持てるはずが無いのだ


・ディズニーに関する知識が皆無
知っているメジャーなキャラクターは
ミッキー、ミニー、ドナルドダックとそのカキタレ、あと犬
くらいである。

その他、桃太郎やかちかち山と同列で扱われるシンデレラや白雪姫もディズニーらしいのだが
あれはどちらかと言えば幼児教育としての童話なのでここはノーカン

ディズニーの新参者で思い浮かぶのは
先に挙げたアナ雪と、インクレディブル、スティッチくらいだろうか
分からないのがミニオンズ。あれはどっちなんだろうか
なんかUSJでやってたっぽいから多分マーベルか何かなのか

上記の新参者に対しても知識はほぼ皆無で
アナ雪はなんか寒かったり寒くなかったりするんだろうなー
インクレディブルは怪力のクマがなんかするんだろうなー
スティッチはなんかなるんだろうなー
といったレベルで話が分からない。

事前に親から
乗りたいアトラクションを選べと言われても
正直何に興味があるのかすらわからないので選べるはずもないのだ。


・スペック厨
遊園地自体は嫌いではなく、むしろ好きな方なのだが
俺が好きなのはジェットコースターやフリーフォールといった所謂絶叫系である。
なのでディズニーよりも、富士急やナガシマのほうが俺の好みなのだ

確かにディズニーの夢の国という世界観は他にはない要素なのだが
俺が興味を惹かれるのは
世界一のスピード、落差、回転数、長さなどのアトラクションそのもののスペックであるのだ。

どちらも他では味わえない経験を得るのだが
夢などといった抽象的な経験よりも、スピード、落差などといった具体的なものが好きなのだ。


・還暦のジジババと童貞が行く
15年前なら特に問題もないのだが、
もう棺桶に片足突っ込んでる両親と、人生消化試合の人間がディズニーに行って何をするのか。
というか何故ディズニーに行こうと言い出したのか。体力的に大丈夫なのか。
まあ老い先短い親を無碍に扱うのも気が引けるので付き合うことにした。



色々書いたが俺のディズニーに対する知識がほぼ0なのと、
家事と労働が趣味の両親がいきなりディズニーに行きたいと言い出した不可解な言動で
ディズニーに行きたいという欲が無くなってしまったのだった。

余談
1.決して行きたくないわけではないのが、行ってもいかなくてもいいといわれればどっちでもいいという回答になるレベル。
2.上記にも行きたいアトラクションを選べと言われたが、特にないと言ったら露骨に不貞腐れたので、適当に乱数で適当に決めた。
3.なんだかんだで行けば楽しいと思う。

結果は後日報告。